老舗のスウェットブランド「ループウィラー」を紹介
パーカーの中にも高級なパーカーがあります。
見た感じ高級には見えないと思います。
僕も見ためでは高級なのかわかりません。
ただ触ると全く違います!
今回は
『着心地』『柔らかさ』『強度』など
“上質な物を求める方” にはピッタリです!
しかしパーカーはユニクロにもGUにもあるので
それで十分だという方には向いてないと思います。
服がお好きな方にはピッタリです!
ループウィラーってなに?
日本のブランドで
日本だとスウェットと言えば『ループウィラー』が真っ先に出てくるぐらい有名です。
このパーカーがひと味もふた味も違い
日本の世の中にあるパーカーの中で99%は普通のパーカーです。
唯一1%だけが特殊なパーカーになっています。
1・特徴
編んでる機械が違う
一般的な機械は “シンカー編み機” という
ユニクロでもGUでもシュプリームでも全部その機械でパーカーを作っています。
ループウィラーは “吊り編み機” という特殊な筒型の機械があり
それでゆっくりゆっくり丁寧に編まれてるのがループウィラーのパーカーです。
なので柔らかいそしてゆっくり編んであるから丈夫でそして凄く希少性があります。
僕は工場に行って吊り編み機の機械を見てきました。
そしてその工場で吊り編み機のパーカーを作りました。
同じグレーなので分かりにくいが
少し紐を変えたり生地が僕の方が分厚かったりします。
新作ではブラックも作りました。
今は吊り編み機は廃盤になっているので
世界に無く機械自体が壊れたらおしまいになります。
唯一和歌山県にありそこで編んでいます。
この画像は裏返しにしてる状態で
下に重力で落ちて編まれています。
吊り編み機では1日に作れる量が凄く少ないです。
なので柔らかくて上質で強くて良いんだけども量が作れないので
よりコストを安くしようという高速なシンカー編みがあり
世の中に出回っている99%がそれなんです。
でも今回のループウィラーは吊り編み機を使っているのが特徴です。
丈夫
ループウィラーも和歌山の工場なんですが
僕が見た工場はまた違う和歌山の工場になります。
吊り編み機で作ったスウェット生地は
20年、30年、持つぐらい丈夫です。
なので値段は普通のパーカーより高いけども
その分丈夫で長持ちします。
ふわふわ
触ったらビックリすると思います!
僕のポップアップでも
僕のパーカーを触って頂いた方は “メッチャ柔らかいですね” と言ったりするぐらい
本当に柔らかいです!
普通のパーカーと同じ!?というぐらい
そもそも別ジャンルみたいな着心地なので大人の方とかは良いかもしれないです。
若い方ですと正直着心地よりも見ためかなと思うので
あまり吊り編みでもシンカー編みでもどちらでもいいと思います。
着てて気持ちいとか肌触りが良いとかは大人の方が求めるので
ある一定の年齢以上の人に喜ばれるような感じかなと思います。
希少な価値
ほぼ今はありません。
なので海外からも日本に受注がくるぐらい
世界中探しても吊り編み機で作られたスウェットはほぼ実現しなくなってきて
今は数社しか動いてないです。
なので吊り編みのパーカーが欲しいと思っても何十年かしたら
もう機械が終わってるかもしれないし後継者がいないかもしれないし
それはわからないですが
世界中でも超一流ブランドの有名なパーカーも吊り編み機で編まれてたりするので
凄く柔らかかったりします。
逆に言うと○○プリームなどのストリートブランドなどは
吊り編み機ではないので生地代も安く編み機代も安いです。
ではどこにお金がかかっているのか?
それはロゴにお金がかかっています。
見ためやブランドを気にされる方はそういう方が良いですし
それよりも生地の上質さや着心地の方が大事という方は
ループウィラーの方が良いと思いますが
希少性があるので作ろうと思っても中々作れないです。
2・デメリット
【コストがかかる】
世界の一流ブランドや何社も待ってるので時間的なコストがかかります。
僕もループウィラーを予約して半年ぐらいかかってます。
なので作るまでに結構コストがかかりますし
僕が作ったパーカーに関しては
数量限定で入荷はしてるんですが
それがまた無くなり次第また半年ぐらい待ってもらわないといけないので
去年は半年ぐらい待ってもらっています。
なのでコストがかかるそして値段も高いです。
見ため重視の方からしたら何が違うの?と
ほぼ変わらないじゃないですか!と
見た目だけで言ったらGUでいいという方には向いてないかなと思います。
特にどこが着心地が良いかと言うと裏側です。
裏のループが凄く肌触りが良いです!
見ためではわからないんですが
生地自体も柔らかいです。
3・おすすめの人
良い物にはちゃんとお金を払うという方にはおすすめだと思います。
パーカーの中でもトップクラスで
パーカーに2万3万と考えたら高いと思いますが
トップクラスなので一回試してみようかなと言う方にはおすすめかなと思います!
1つ注意点があり
吊り編み機で作られたTシャツもあったりするんですが
はっきり言ってTシャツはあまり着心地が変わりません。
普通のTシャツと何が違うのかな?ってなりますし
物理的にもあまり違いがありません。
生地が薄くなればなるほどロンTやTシャツになると
あまり吊り編みである意味というのが無かったりするので
生地が分厚くなればなるほど柔らかさや丈夫さなど
吊り編みならではの良さが出てくるがその分値段は高くなってきます。
あまりTシャツやロンTでは違いは感じられないかもしれないので
ただコストが高いというだけになってしまいます。
4・サイズ感
Mサイズも着用したんですが少し小さかったです。
Lサイズでちょうど良く
オーバーサイズでゆったりと着たいならXLサイズでも良いと思います。
もともとループウィラーはスタンダードな形なので
トレンドを追ってるようなメーカーではなく
質を感じるようなブランドなので
長く着られるようなサイズ感なのでLサイズを購入しました。
普通のスウェットとの違い
ループウィラーは知ってたが値段が高いから何が違うの?
スウェットに数万も払わないといけないの?と思われて方は
特殊な機械が使われてたんだなと…
パーカーはどこでも買えますし
今の時代パーカーに困ってる人なんて絶対いないけども
こだわるなら吊り編みです!
こだわらないならどこでも良いと思います。
今回購入したパーカーが1番分厚い生地になっています。
ちなみに僕が作ったパーカーの方が生地が分厚く
柔らかさをより感じられます。
【ブログ担当K山の一言】
パーカーなんてどれも同じだと思ってました。
吊り編み機で作ると全然違う物になるんですね。