私はおよそ10年くらいタバコを喫煙していた。毎日毎日スパスパ吸って1日あたり1箱くらいのペースを毎日10年ほど続けた。
そして今まで一度も禁煙宣言をしたことがない。
その理由は一つで、禁煙宣言をするなら一回きりにしたかったからだ。
よく知り合いとかで禁煙宣言して後日会うとまた喫煙を再開している人がいるがそれはそれで面白いのだが自分の中では自分は一回きりにしよと決意していた。
なので一度も宣言することなく2017年5月まで月日は流れた。その5月に扁桃腺摘出手術をした時に医者から入院の期間だけタバコをやめるように言われた。
私は一回でもやめるんやったら一生辞めたろと思ってこの日から禁煙を決意した。
禁煙には禁煙外来とか水タバコとか様々な禁煙手段があるが私は「根性」一択だった。
私の場合、何かに頼っていても結局のところは何でも気持ちだと考えていたので、「絶対吸わない」という強い気持ちで自分を律することが出来れば禁煙できる自信があった。
あえて部屋の見えるところにタバコとライターを置いて生活をする。(アイキャッチ画像がそれです)
初めに辛かったのは食後の一服がなくなった事だった。タバコを吸いたいと言うよりはいつもならこの時間にタバコを吸っているので何をしていいかわからない。無駄に爪を切ってみたり早めに風呂に入ってみたりした。
最初の一週間は毎日どこかで吸いたい気持ちが頭をよぎる。
朝起きた時なのか・食後か・寝る前か
その気持ちはグッと我慢する。
そうすると無事1週間は過ぎた。そして吸いたい時に我慢して頑張っている自分がいるのを知っているので、多少の吸いたい気持ちで吸うのは過去の我慢した自分に申し訳ない。
そうしている間に日常生活ではタバコを吸わない生活スタイルになっている事にきづく。職場でも休憩時間はコーヒーを飲んだり、先に仕事を終わらせたり。自宅でもベランダに出る回数が激減していた。おかげで洗濯物はタバコの匂いがしなくなった。そして匂いに敏感になった。
買い物などで外出しているとタバコの匂いをする人を一瞬で感じることができる。禁煙者はよく喫煙者に向かってタバコくさいと言っているけど「これなのか‼︎」と思った。
1ヶ月を過ぎたあたりでもまだ辛かったのは居酒屋などの飲みの席でタバコを吸わない時である。禁煙を失敗する人の多くはここで自分の欲望に負けてしまうのではないだろうか?私は基本的に週3,4で飲みに行っていたので何度も自分に負けそうになる。
私は中学時代の野球の監督が大嫌いで、一度言った事をすぐに悪びれることもなく変更する。発言に責任のない大人にだけはならない‼︎と決めていた。
たかが禁煙宣言だけど、禁煙宣言すら守れなかったら大事な約束も守れないと思ったから飲みの席でもずっと我慢した。
すると3ヶ月を過ぎたきくらいから全く吸いたいとも思わないし、吸わない生活にシフトしていた。
今はタバコをやめて1年半くらいが経とうとしている。もちろん口には出さないが副流煙が不快に感じる事が多々ある。笑
でも自分も愛煙家だったので気持ちはわかるので一切口には出さないが、一度もタバコを吸ったことのない人は副流煙の嫌な匂いを臭わさせられていると思ったら今まで自分の周りの非喫煙者に申し訳ない気持ちになった。
もし禁煙したいと思っている人がいたらタバコは依存性があるので、自分に合った適切な方法で禁煙をしてくださいね。応援してます。