私は高校2年の時に公文式に通うようになりました。
まず初めに行ったのが、実力テストです。
今の自分の学力を調べてそこから、学習の基礎を積み重ねるのが公文式のやり方のようです。
私も実際に高校2年生の時に周りに小学生に囲まれながらまず実力テストをしました。
その結果は数学と国語と英語全てが
小学校3年生だったのです。
まさかの展開に思われますが、自分自身薄々感づいていたので
「こんなもんかー」くらいにしか思いませんでした。笑
コソッと隣の小学生のプリントを見てみると中学2年生の勉強をしていて
情けなさを通り過ぎて逆に笑えてきました。
ほとんどの小学生は自分の学年相応のプリントをやっていましたが
確実に学力を積み重ねてるなーと感心しました。
ここからは高校生のお兄ちゃんとして気合を入れる所です。
毎日毎日学校が終わると公文に通い、帰っては宿題をする生活を繰り返しました。
もちろん、それまで毎日遊んでいた高校の友達の誘いも断るようになります。
「この一年だけ頑張ろ。そしたらまた遊べる」と思いながら
毎日毎日友達の誘いを断っていました。
ある日「俺勉強してるから、もー遊ばれへんねん」
「なんで勉強してるん?」「何のために勉強してるん?」と真顔で言われましたが一心不乱に勉強しました。
そんな生活を1週間1ヶ月繰り返すと、勉強することが習慣となってきて
半年くらい続けると小学3年生だった僕の学力も高校の勉強まで追いつきました。
もうこの頃には自分の学校で行っている勉強は正直聞かなくても中身はほとんど理解できるようになりました。
テストで高得点取れて勉強できるキャラの人はこんな感じなんやと少し嬉しくなりましたが、自分が目指している場所ではないのでそこに満足せずに
公文から塾に切り替えて受験をしました。
その後の模試も希望校がF判定から3ヶ月でC判定まで上がりました。(その後受験で落ちましたが…笑)
でも志望校を5校くらい選んで全てF判定だった私がその頃にはA判定やB判定も出てくるようになってようやく自分がやってきた事が正しかったんだと実感出来ました。
そして「ホンマに大学生になれるんや」と希望を持てた時でした。
そして自分の高校から一人でセンター試験を受けて、周りにいる他校の生徒に自分の制服を見て少し小馬鹿にされたのもハングリー精神ができて良かったです。
結果的にはそんなにすごい大学には通うことはできませんでしたが、
自分があの時一人でも自分が正しいと思う道に全力で立ち向かえた経験、
そして苦手な事挑戦する勇気は
今でもよくやったと思いますし、もしその時にタイムスリップしても同じ選択をすると思います。